不忍池の弁天堂
上野公園の不忍池中島に、弁天堂があります。
弁天堂の御本尊は『八臂大弁財天』です。
弁財天は音楽・芸能の神様で、琵琶を抱えた姿をよく見かけます。
「八臂弁財天」は8本の腕にそれぞれ武器を持った、勝運守護の神様と言われますが、こちらのお堂の脇には、ちゃんと弁財天の象徴である大きな琵琶の石碑があります。
この弁天堂の周りには、他にも様々な石碑があるのですが、お堂の前には生田流、山田流などの箏曲の祖とされる『八橋検校』を顕彰する「八橋検校顕彰碑」があります。
昭和41年に、八橋検校生誕350年を記念して、日本三曲協会が建立したとのことです。
3面の大きな石碑の右には検校の伝記「八橋検校史伝」左には検校の業績を讃えた「頌辞」が刻まれています。
石碑の前には、大きなお箏も置かれています。
上野公園に行かれた際は、弁天堂にも足を運んでみてはいかがでしょうか?