絃の名前
お箏の絃は13本あります。これらの絃の名前は一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、斗、為、巾となっています。 何故1~13ではないの?斗、為、巾ってなんだろう?と思いますよね。 実は、数字の方が後から付けらた名前で、もともとは、「仁智礼義信文武斐蘭商斗為巾(じん、ち、れい...
お箏と龍
お箏の各部分の名称には「龍」の付く名前がたくさんあります。 龍は、普段は水中に住み、春になると天に昇り恵みの雨をもたらすといわれていました。このことから、豊作につながる成功と福運の象徴となりました。古来中国では、龍を大変崇め、高貴さと位の高さを表すものとなりました。...
楽譜
お箏に限らず、日本の楽器はもともと楽譜がなく、節を音(オン)で表した唱歌(しょうが)=いわゆる口三味線で伝えられてきました。 特にお箏は、江戸時代から明治時代まで、演奏・教授は幕府が盲人の方に専門特許として与えていた仕事の1つでした。目が見えない先生が行う稽古ですから、当然...
合奏について
箏の波の商品KOTOLEをご覧いただくとわかりますが、お箏の練習曲の多くは、二重奏になっており、特に前回ご紹介した「花筏」は初心者の方でも合奏が楽しめる曲になっています。 もちろん箏曲には独奏曲も、尺八等他の楽器との合奏曲もありますが、お稽古の場では基本的に、先生と二重奏を...